滋賀・土山で創業120余年近江製茶の 製茶のこだわり

「日本茶のふるさと」滋賀・土屋まで創業120年以上。老舗の伝統と新しい技術を合わせて、愛されるお茶をお届けいたします。

日本茶のふるさと、近江。

私は、日本茶業界の中では経験が短く、まだ16年余の経験しかありません。

そのような中で、当店近江製茶の伝統を背負い、未熟ながらも日々精進を続けた結果、日本茶鑑定士資格の取得をさせていただくことができました。

昨今、「飲みやすい」「気軽に飲める」風味のお茶が増えてきていますが、私のこだわりはあくまで「日本人のゆとり」が味わえることだと思っています。

本当に香りがあってコクにあふれるおいしい日本茶は、100%原産地の茶葉だけでは実現できません。土山茶だけではなく、静岡、宇治茶など様々なお茶の最適なブレンドをし、それぞれのお茶の良いところを厳選することが、お茶のいのちなのです。

ブレンドのよさが、鑑定士のよさ、お望みの方の個性に合わせて提供していくことが私たちの腕のみせどころなのです。

私は、今回「湖都のしずく」を調合するに当たって、産地にこだわることなく、本当に香りがよく、コクがあり、味わい深くゆとりがある茶であることにこだわりました。

土山の、静岡の、鹿児島の、と産地を気にするのではなく、「本当に美味しいお茶なのか」ということだけを気にして、味わっていただきたいと思います。

心を澄まして、日本人ならではのゆとりを感じていただければ幸いです。

平成21年10月吉日 日本茶鑑定士 川﨑 博史